小説現代に掲載された

凪良ゆうセンセイと、坪田文センセイの対談。


美しい彼愛に溢れている。



ふたりの巫女体質の天才が紡ぎ出した美しい彼の世界。

清居を演じた八木勇征がいたから
平良を演じた萩原利久がいたから
酒井麻衣監督がいたから

って前にも書いたよねこんなこと。

作者も脚本家もお互い両思い。
ふたりして、
美しい彼の続きが見たい!
続きが読みたい!
なんて、可笑しいよね。

おじいちゃんになった清居と平良に会いたい。

おやすみなさい、また明日
みたいに、年老いてもなお愛し続ける美しいふたり、、、

最後の一平兵になろうとも、キングを守ると決めている平良だから。

ドラマで、亡くなってしまう役を演じた清居だけど、
それを見た平良は、清居のいない世界で自分は生きてはいけない。
と、自ら命を経とうとするも、そんなことが出来るはずもなく。

それでも生きるであろう自分を許せないから、いつでも腹を切る覚悟があるとかなんとか言って。

現実に、仲の良い夫婦ほど、
どちらか亡くなったあと、49日も明けぬうちに後を追うように亡くなることもままある。

きっと、平良も
清居を看取ってから後を追うように静かにその日を迎えるのだろうな。

清居が亡くなったあとのことをしっかりと片付けて
自分の事すら全て済ませてその日を静かに待つ。

そんな気がする。

そんなふたりを
私も見届けたいとずっと思っている。

私も
美しい彼を愛してやまないのだ。