フランス語タイトルは「Notre petite soeur」(私達の妹)です。
久し振りに映画を観て感動しました。
海外に長く住んでいると日本に対してノスタルジックな気分にならざるを得ないのですが、恐らく今は失われているだろう日本の日常が丁寧に描かれていて、涙してしまいました。
是枝監督は今までも偉大な小津安二郎監督と比較されていたようですが(過去の作品は全く小津タッチだとは思いませんが)、この作品に関しては舞台が鎌倉であること、お葬式、法事が度々登場すること、ちゃぶ台を囲んで姉妹が食事をするところ、親戚の大伯母さんの登場など小津映画によく出てくる設定が登場します。

私が好きだったのはは4人姉妹が休日庭の梅を収穫し、梅酒をつけるシーンです。
私の実家には庭がなかったので梅の木はありませんでしたが、子供の頃6月になると母が八百屋さんで青い梅を買ってきて、梅酒をつけていました。
祖父母の家に行くと10年ものの梅酒があり、何ともいえない琥珀色の液体に羨望の眼差しを注いでいたものです。
すずを演じた広瀬すずが素晴らしく、彼女の瑞々しい表情をフィルムに焼き付けただけでも、この映画の存在価値があると思います。
また、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆と女優陣が皆さん良かったですね。
風吹ジュン、リリー・フランキーもいい味出してました。
日本でもヒットしたようですが、懐かしい気分に浸りたい方にはお勧めです。





