病室に入って来た陸風は…変わっていない 
意思の強さを感じる眼差しも何一つ
視線が絡み合うが僕は外してしまった 
bedに近づいて[良かった…大した事なく
とりあえず宿泊先を用意したので]告げると 
着替えた僕の荷物を持って歩き出した
車に乗っている間もずっと無言だったが
…それでも同じ空間にいる…幸せだ
やがて宿泊先のホテルに着くと陸風は 
[チェックインするから待っていて]と
ソファに座っている間にも視線を感じる
[蒼瑛…行こう…顔色が良くない]…と
部屋に入って僕はそのままbedにと
…まだ脚の感覚が戻らないままだ
すると側に来た陸風がいきなり僕を
抱き締めて来て[…すまない…少しだけ]
恐る恐る僕も背中に手を触れた瞬間
陸風が顔を近づけて来て[…Kissしたい
きみが…欲しい]返事の代わりに目を閉じて