新潟県の佐渡トキ保護センターで、放鳥に向け訓練中だったトキがイタチ科の小動物テンに襲われた問題で、環境省は27日、「トキの死亡事故にかかる検証委員会」の最終会合を開き、「環境省と新潟県の連携不足で対応が遅れ、被害を拡大させた」などとする報告書案をまとめた。5月上旬にも発表する見通し。
 報告書案では、施設の設計・施工時における天敵対策の不十分さや、夜間に無人となる管理体制の不備などを指摘。改善策として、動物飼育の専門家による施設の検査や緊急時の連絡体制の整備などを挙げた。
 終了後、環境省の塚本瑞天野生生物課長は「委員の提言を基に、速やかに施設や管理体制を改善し、秋の放鳥実施を目指したい」と話した。 

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