随分と前に
友達と銀座を歩いていたとき
テレビ局のリポーターの人に
突然話かけられました
「お母さんはご健在ですか？
ご一緒に住んでますか？」
と。
一緒にいた友達は
すでにお母様が亡くなられて
いましたので
それからは
私の方に質問が集中
「離れて暮らしていたら
あと何日お母さんと
会えると思いますか？」
同じ関東圏に住んでいながら
母はその頃、元気だったので
私は年に数回
子供たちを連れて
会いに帰るだけでした。
でもね
突然、
あと何回会えると思いますか？
と、聞かれたら
父のように
突然逝ってしまうかもしれず
そのときは
ちょっと考えさせられました。
あれから
10年近く
会うのは
一年に数回だった頃から
ほんの数ヶ月前までは
月に１〜２回は会って
ホームに入った今でも
月に一度は会いに行きます。
人生ってわからないものです。
あんなに大好きだった父は
あっという間に亡くなって
最期に立ち合うこともできず
あまり意見が合わなかった母とは
なんだかんだと
愚痴をこぼしながらも
会いに行く
父に会った日数の
倍くらい
母には会っている今
それもきっと
意味があるのだろう
なんて思う
母は私たちに
生きていることで
何かを
みせてくれているのかな
最近
そんなことを思うのですよ。
毎日生きていることが
魂の修行
むだなことは
なにもない
斉藤一人
私は父の看護ができなかったから
せめて母の介護だけでも
しなさいと
両親が亡くなったとき
それが
わかるのかもしれません
なぜか銀座のあの出来事を思い出し
そんなことを考えました
そのインタビューの様子は
数日後の朝のワイドショーで
数秒放送されました(๑˃̵ᴗ˂̵)
毎日生きていることが
魂の修行なのですね。
