はてさて。

松島ぷらぷら旅。昨日の続き。



福浦橋を渡りながら遠くにいる月を見つけた。
昔、小さい頃、
月は夜だけじゃなくて昼も存在していることを知ったとき、すごく衝撃的で、にわかには信じ難かった。

そのとき初めて、それまでの自分が
月は夜に空に浮かんでいるもの、もしくは夜とは月がそこにいるもの、みたいなことでしか月を認識していなかったことに気がついて
自分の目が存在を捉えられる夜、以外の月が
どこでどう過ごしているのか、とかそういうことを、そもそも考えたり想像すらしたことがなかったことに1番衝撃を受けた気がする。

目に見えにくいだけで、いるのか。

昼間にうっすら白い月を見つけるといつもそのときの衝撃をぼんやりと思い出す。

人の記憶は、感情とともに残るんだな。ほんとに。


余談でした。


この日は朝寝坊をしたから
島を歩く頃にはもうたしか16時近くになっていて
光が、ずっと、いい感じだった。

そんなふうに言われたら、
そりゃ寄りみちしちゃうよね。

見晴らしは、ずっと良かった。

枝の細かさよ。

生い茂ってるね。

切り株とか

奥にどこかへ続く道とか

西日とか


すっっっごい寒くて
写真撮るたび手袋から出る指がちぎれるかと思ったり
人は、いないわけじゃないけど少なくて
ボーッとしたり足早に歩いたり。


帰りの橋の上から。

朝からあんまりお腹空かなかったけど
さすがにお腹がぐぅと鳴って
冷たい手をあっためつつ、この日最初のご飯にありついた、肉まん。
美味しかった。




余計なことを考えず
目の前の景色をひたすらに吸収した。
充実した時間を過ごした。

良き旅でした。