今日は節分。
わが家は昔から恵方巻きを食べる習慣はないのだけど(恵方巻きの文化は大人になってからコンビニかなんかの広告を見て初めて知ったくらい)
豆まきだけは、毎年必ずやっている。
ずっと実家に住む私は、
家に帰るのが例え深夜近くになっても、「あと3分で24時!急げ!」とか言いながら
親と欠かさず豆をまいているし
すでに家を出た姉も
やっぱりおそらく豆をまいているだろう。
なぜなら母が姉夫婦のための節分用の豆を欠かさず買っているから。
母にとって「特別大事な行事」というわけではないと思う。
ただ、“やらないと気が済まないもの”ではあると思う。(たぶん。)
その感じは娘である私にも受け継がれていて
別に特に思い入れがあるわけではないが
毎年この日は遅くなったとしても24時までには帰ろうという心構えはあるし
昔友達とちょうど節分に旅行に出ていたときも
一緒に行った友達に提案して、ホテルの室内で
豆をまいた。
あの日も豆を持たせてくれたのは母で、みんなでやれば?と発案したのも母。
それ楽しそう!となったのは私。
ちゃんと鬼役を決めて、1人ずつ交代で鬼をやった。
テトラパックに入った豆を使って衛生面も安心。
大学の演技コース出身の人たちだからか十人十色な鬼たちが産まれ、騒ぎながらもテトラパックが潰れないよう、そ~っと投げ合った。
最後はみんなで豆を食べた。
懐かしい。
今年もまた、母は豆を買ってきていた。
成城石井で買った「清水寺祈祷済」の豆。
もちろん姉夫婦にも同じものを差し入れ済み。
「今年は清水寺祈祷だよ」って強調してた。
おもしろい。
今、帰りの電車に乗っている。
ちゃんと日付が変わる前に帰れそうだ。
清水寺祈祷済の豆、ご利益ありそう。
そしておいしそう。
外に追い出されてしまった鬼は結局どこに行くことになるんだろうと、いつもボンヤリ考えながら、豆をポリポリ食べる。
そうしてそのうち歳の数以上に豆を食べちゃう。いつものこと。
節分用の豆って、おいしいよね。
