大好きな洋服屋さんが、
コロナの影響により経営が悪化。

そして、なくなってしまった。

そのことをさっき知って、

悲しい。悲しいなぁ。


この悲しさをどこに向けたらいいか分からなくて、
とりあえず洋服箪笥をのぞく。

これも、あれも、あそこのだ。
衣替えして今ここに入ってないものも、ある。

お気に入りが多すぎる。





どうしようもないこと、流れ、
受け入れるしかないこと。
そういうのが、ある。
それは分かってる。
嘆いても変わらない。
私にできることはない。

だけど、この気持ちも、どうしようもなく溢れてきちゃう。

あのブランドのお店にまたウキウキしながら行くことができないなんて。
福袋を買いに行くことができないなんて。
定番のものから、ちょっと変わったスタイルのものまで。
すごくおしゃれででも押し付けがましくない、優しい洋服だった。
あぁ。
いろいろ落ち着いたら、久しぶりに行くのをすごく楽しみにしていたのに。
しばらく行ってないぶん、いつも以上に楽しみにしていたのに。






目の前にある服を、見つめる。
これからはこの子たちを大事にする。
大事に着る。

もしかしたらそれが
私にできる、唯一のこと。