先日、
父が、鯛のかぶと煮を作ってくれた!

うわあ~爆笑キラキラキラキラキラキラ

めっちゃ美味しかった。
ある日突然料理に目覚めた父が、最近たびたび新メニューに挑戦するのだけど、大抵問題なく美味しい。
私はいまだに前も作ったことがあるはずのスープの味付けに手間取ったりするのに、父は初めて作った料理をちゃんと美味しくできる。
初めてのはずなのに。


父は小器用なのだ。
だいたいのことは、できる。

それもそのはずで、
父は何か新しいことを始めるとき、必ずそれに関する本を数冊読む。
もしくは何か新しいものを買うとき、その商品や類似品をネットでよくよく調べたりする。
実際に始めたり手をつける前に、きちんと知識を身につけるのだ。

私は父のその習性は料理をするときにも表れているなぁと思っていて、
彼が台所に立つとき、その下準備にかける時間がとても長い。
ちらりと覗いてみると、例えば野菜が、本当にきちっと、均等の大きさと形に切られている。
野菜を切るのにも、下味つけるときも、アクを取るときも、1つ1つの工程がとても丁寧で、
腰を据えてじっくりと料理と向き合っているのが分かる。

私は、料理は楽しいけど長い時間をかけるのが嫌で(面倒で)、下準備は特に、ある程度なところでいつも適当に終わらせてしまう。
でも本来「適当に=ほどよく」やれるのは料理に慣れている人だけなんだよな。


父の小器用さは、きっとそんな細やかな準備に裏打ちされている。
そして彼は準備の工程から楽しめる人なのだと思う。

私も、見習わなくては。