イタリアに住んで、声楽の勉強をしたり、人前で歌ったり、そんなことをしている自慢の友達が
今一時帰国していて
今日1年ぶりくらいにランチをした。
積もり積もった話は山程あった、
その中でも
会ってない間に彼女はいろんな努力をして、それが実を結んで今後さらにイタリアで歌手としての活動を進めていけるようで
その話を聞きながら私はつくづく感心してしまった。
もともと、
しっかりしているようでルーズな面もあったり
おっちょこちょいで時折心配になるほどあさってなことを考えてたりする子なのだけど
昔から自分のやりたいこと、にはとても素直でかつとても貪欲な子で
中高で一緒に学校に通っていたときから
彼女から学ぶものは多かった。
なんというか、
生活とか自分を取り巻く環境とか年齢とかいろんなことがあの頃とはほぼ違うけど
いつ会っても絶対ブレない芯、みたいなものが彼女の中にきちんと存在していて
私はそんな彼女が学生のときから
自慢だったし
尊敬していたし
大好きだったし
そしてすごく羨ましくもあって
そんなことを思い出していたら
今日別れたあとの彼女から
「あなたは人として大事なところがいつもブレないなぁって、話してて嬉しくなった」って連絡がきた。
なんて奇遇な。同じことを考えていたなんて。
というかそんなことを思われていたのか。
知らなかった。
正直自分ではよく分からない、
けれどそんなふうに言われると
胸がいっぱいになってしまう。
その子とは出会ってからもう15年以上の付き合いで
楽しいときいっつもふざけ合ったし
辛いときは支え合って
喧嘩もしたし、その喧嘩を乗り越えてまたさらに仲良くなりもした仲で
そんな彼女に言われる言葉は嘘がなくていつも私に率直に届く。
だから、余計、嬉しくなった。
私はいつだって
出会えた人たちに感謝しかなくて
私の自慢はいつだってその出会えた人たちなのだけど
私も
誰かにとっては
私といることで嬉しく思ってもらえるような存在になれてたりするのかしら。
そんなの、ちょっと、うれしいね。
友達と今日話してて
私は私らしく。と、改めて思った。
らしさ、って、まぁよく分からないけど
でも生きる上での自分の美学、みたいなものに
これからも正直に生きていきたい。
それは難しいことだと弱気になることもあるけれど
今日、また、その子から
強さ、みたいなものをもらえた気がしている。
だからきっと大丈夫。
ありがとう。