今日は新国立劇場に行ってきた。

新国立劇場、久しぶりだった。



新国立劇場演劇研修所第九期生による朗読劇、
「少年口伝隊一九四五」

を観に行ってきた。





終戦記念日にふさわしい演目だった。

戦争はいけない、と思いつつも
例えば戦争映画とか、私はそういうのをあまり進んで見ることはない。

悲しい気持ちだとか、「悲しい」では済まされない、複雑な、どうしようもない、やるせない気持ちになるのが苦手だからだ。

だけど、
観に行くべきな気がして、
それは、本当になんとなくの気持ちであったけど
だから、行ってきた。



朗読劇だったけど、朗読劇じゃなかった。

朗読劇自体、あまり観に行ったことないけど。

一列に並んだ役者さんたちが
言葉を紡いでいって、紡いでいって、
普通の演劇と比べると動きは圧倒的に少ないはずなのに
言葉だけでその光景を想像させられてしまう、あの威力はなんなんだろう。

役者さんの表現力の高さに圧倒された。
って、なんかすごい月並みな言葉だけど。

朗読劇って、もっともっと淡々としているものだと思っていた。
いや、そういう朗読劇もあるのだろうけど
今回は違った、
目の前で演技されるよりも身に迫るものを感じたし、

まあだだよとかウジ虫とかドオーンとか親不孝者がとかよく生きててくれたとか新聞とか哲学とか狂っちゃいけないとか正気でとか

とかとかとか、
あぁ書ききれない、

いろんな言葉が私の中に残った。

とにかく観に行って良かったという気持ちでいっぱいだ。






 

うまく言葉にできないけど。

様々なことに思いを馳せながら。

おやすみなさい。