「100円の恋」

観てきた。

(↓以下、ネタバレかも?)










10時間ぶっ続けで100メートルダッシュをさせられたみたいな疲労感。
いつの間にか肩に変に力入れたま観ていたのか、首が痛い。



痛い。



エンディングで繰り返される「痛い」って言葉がそのまますぎて痛かった。






いつも、私は暴力的なものを直視できない、
例えそれがボクシングというちゃんとした競技でも。

人が辛い顔とかしてるのとか、倒れてしまうのとか、それこそ完敗するのとかも、
出来る限り見たくない。

見たくない。
気分悪くなるから。
見たくない。
気まずいから。
見たくない。
自分も悲しくなるから。やりきれない気持ちになるから。
見たくない。





だから、直視するのを諦めてしまう。
諦めて、無かったことにする。

そして最初からムリだと思ったって、言う準備をしておく、
ちゃんと見届ける前に。


改めて、ちゃんと自覚する、
いかに普段自分がいろんなことから目を逸らして生きているかってこと。









でも、だけど、今日は目が離せなかった。

この人の試合は、全部、最後まで、見届けなくちゃいけないって思った。

見たくないけど、見たくもあった。

痛い思いするのも、一緒だ、
気まずくなる、私も。

でも、言ってみれば、ほんとにどうなるのか、分からなかった。
負ける、きっと負ける、でも、もしかしたら、一発くらい。
最後まで見ないと、分からなかった。


つまりいつもはあえて最初から諦めてるっていうフリの他に、
本気で諦めてる部分があるってことだ。

それはダメなんだ。
大事なのは、
ほんとに最後までどうなるか分からないって、思えるほど、少しは自分を信じてみようって1パーセントでも思えるかどうかだ。
それだけの、努力をしたかどうか。





勝ちたい。
初めて勝ちたいとおもう。
でも勝てない。
嘘のない映画だ。
映画の中でさえ、勝てない。
主人公がその先どうなったのかなんて誰も分からない。
痛い痛い。

でも、目を逸らしちゃいけない。














愛しの小野寺ずると観に行ったよ。

この子は普通にかわいく写真に写るって概念に欠けてるところがあるとおもう。 








出会いの神様、
今日も素敵な出会いをありがとう。

この出会いを生かすのか、殺すのか。






あぁ、つかれた。



おやすみなさい星空ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ