こちらで改めてご紹介したいと思います。
日本に古来より伝わる舞楽。伝来は
や
から音楽の授業で雅楽の音色を聴いたことはあっても
実際に生で舞う舞楽をみるのは初めてのことでした。
(舞楽や日本舞踊などの踊りは”おどる”とは言わず、”まう”という表現を使うそうです)
女人舞楽舞楽は宮中で男性が舞うものとして長い間受け継がれてきました。
しかし、過去の資料を紐解くと、
女性も同じように舞楽を舞っていたとう記録が残っており
今回ご紹介する「女人舞楽」はかつて絶えてしまった舞を
復活させ、現在に至るまで大事に受け継ぎ、育まれてきた舞なのです!
復活して55年の年月を経たそうですが、
当初は批判的な意見もあったそうです。
今回はその困難を乗り越え、発足から今の女人舞楽を築くまでに尽力した方
原笙子氏
の追悼公演と五十五周年を記念して行われた舞台でした。
オープニングは舞人達が散華をふりまきながら舞台へ降り立ち、
「迦陵頻(かりょうびん)」という舞がはじまると会場は一気に別世界へきたように。
通り側に座っていた私は散華をまく姿を間近できらり!!
と見ることが出来ました。(偶然ですがいい席に座れたーーー!!)
散華舞は優雅かつしなやかに力強い!そのようなイメージをもちました。
雅楽の織り成すリズムは私にとっては親しみのないものでしたが
別世界へといざなわれる感覚は会場の誰もが感じたことだと思います。
衣装もひとつひとつ手作りということで、遠くから見ても、近くで見ても美しい刺繍がほどこされているそうです。
なかなか見る機会のない舞楽を間近で見れたことはすごいい経験となりました。
ヒップホップなどのダンスでは味わうことのない不思議な空間は全く別世界!
一度絶えてしまった舞を復活させ、後世へと繋いでいくということは
本当に力のいることだと思います。
伝統行事をかげながらサポートさせていただいている当社。
100年、1000年と続く行事の歴史の深さにただただ敬意を払い
少しばかりですが続いてきた行事の力添えになるよう仕事をさせていただいおります。
そこには毎年当たり前のように開催されているように思えますが、
そこに関わる方々のたゆまぬ努力の上で成り立っているということ。
最後舞台で涙ながらに挨拶されている会長の言葉を聴き、
そういったことを身にしみてかんじる機会となりました。
貴重な時間でした。