重陽の節句 | 149歳 京都貸し物屋さんの新人日誌

149歳 京都貸し物屋さんの新人日誌

~文久三年から続く京都の老舗・貸し物屋のブログ~
京都に長く根付く企業だから知ってる京都もある☆
新人が日々学んだことなどラフに書いてまいります!

99日は重陽の節句(菊の節句)の日です。

日本では季節の節目ごとにお供え物や行事をおこなって祝祭日を祝ってきました。


こういった風習は中国からの伝来によるもので奇数は縁起のよい数字とされ、奇数のうちでも一番大きな数字の9が重なる99日は大変めでたい日として古くから長寿と健康、五穀豊穣を祈り行事がとり行われてきました。




会社のご近所でもある市比売神社(いちひめじんじゃ)さんでは、長寿を願う宮中行事である「菊の被せ綿」が再現され、前日に幼児らの手によって菊の花にそっと被せられた真綿を一晩夜露とともに染み込ませ菊の香りのついた綿にし、菊の花弁を合わせて入れたお守り「菊の御中」としてこの日だけ配られています。


また今年はじめて一般公開されたということで菊酒や南天箸が無料で参拝者にふるまわれ、代々続けられてきた行事を見ることができます。


市比売神社 「菊の被せ綿」


146歳 貸し物屋さんの新人日誌★-090909_1216~01_0001.jpg

写真とても色鮮やかできれいです!菊の上にかぶさっているのが真綿です。


昼休みに行ってきました。



<<参考>>

季節の節句はこれだ!!


五節句

17日、七草粥で新年を祝う「人日(じんじつ)の節句」
  33日、ひなまつりとして有名な「上巳(じょうみ・じょうし)の節句」
  55日、男の子の成長を祝う、こどもの日「端午(たんご)の節句」
  77日、おり姫、ひこ星の物語で有名な「七夕(たなばた)の節句」
  99日、菊花の香りの酒で月をめでる「重陽(ちょうよう)の節句」


季節の節目に祝われる大切な行事。日本の文化として大切にしていきたいものです。