私の少年時代は幸せだった。

父も母も忙しかったけど、お金には困らなかった。

子供部屋には「光GENJI」や「チェッカーズ」、「松田聖子」のポスターがかざってあって、玄関にはローラースケートがあった。

仏間には赤いオーディオがあって、いろんなレコードを聴いた。

兄が、エリマキトカゲの人形を見せたり、「カモンタツオ」のCDを聞かせてくれた。

また、ゴ〇ラベンの「ファ〇ィマ第3の予言」や、「ノ〇トラダムスの大予言」を見せてきたこともあった。

ちなみに週刊少年ジャンプにはお金がかかるから見ていないようだった。

でも、キン肉マンの単行本で、ロビンマスクがアトランティスに負けたページの部分を見せてきた。

小学校までは「ユキオ」ととことん遊んだ。

「ダイスケ」「マサシ」「アライ」「マサル」「ミヤマ」達とはファミコン仲間だった。

また、父が大河ドラマをかかさず見ていたので、「チャンバラ」が流行した。

時代劇も夢中になってみた。

「マサシ」は「ミヤマ」の家の植木鉢やドアを破壊した。

いたかったのは、当時新しかったエアガンでやっちゃんがおしりに打って腫れ上がったことだ。

その後やっちゃんはパイロットになった。

また、デイリーのわきに200円の大型ガチャガチャがあって、思いっきりボタンを蹴ると景品が落ちてきた。

すると、店番のアンドウさんが「駄目だよ」と言った。

でも景品は貰った。