施設に来れる様になるまで
私は10年間程引きこもっていました。
引きこもり生活の中で、唯一の楽しみだった事は、
好きなアーティストの音楽を聴く事でした。
そして、気に入った曲を声を出して唄って、
歌詞カードを見なくても唄える様になるまで聴いて唄い込んで
一曲一曲唄える曲を増やしていく事に達成感を覚えていました。
ずっと引きこもっていた私にとって、音楽が唯一の友達として、寄り添ってくれたのです。
通所施設に通う様になって、そこで出会えた人達と、
音楽の話が共通の話題として、盛り上がったり出来る様になって、
最初の頃は、施設に通うだけでもやっとだったけれど、
段々と施設に行く事が楽しみになっていきました。
音楽が好き、という自分の関心事が、ひきこもり生活から
抜け出すきっかけになったのでした。
施設で楽しく過ごす事が出来る様になって本当に良かったな~と思えたのと、
引きこもっていて辛かった時期も、その時はしんどかったけれど、
今、振り返ってみると決して無駄では無かったな~と思えるようになりました。
そして、人の視線が気になって人が大勢居る所が苦手な私が、古本屋とか中古
CDショップとかも行けるようになりました。
欲しいCDを探して、数時間も品定め・ウォッチングも出来る様にもなれて、自分
の行ける場所を増やせた事は私にとっては貴重な引きこもり脱出法の一つになりました。
~私の引きこもり体験談・また投稿しますね(^O^)