万引き家族、昨日、入院最終日に観ました。前評判通り、いい映画でした。
出ている俳優さんたちが全ていい演技をしてました。樹木希林、リリーフランキー、のいい演技に触発されて、安藤サクラ、松岡茉優も素晴らしかった。
内容も深く考えさせられる内容ですね。
現在の日本は裕福なのか?それとも貧困なのか?それはお金の面で?心の面で?
学校で教わった正しいこと、今、世間的に言われる正しい事が果たして全て正しいだろうか?時に悪いと思われる事がいい事ってことだってある。
世の中は、その場その場で判断しなきゃならないし、その場に立たなければ分からないことがいっぱいだ。
「そこに立って その時 わかることばかりだ!」
本編中のシーンで、やまとやの主人(柄本明)が万引きをする子供たちに、逆にジュースを渡し、「妹にはそんな事させるなよ」と。とかく世知辛い現代では、杓子定規に事を荒立てがちですがね。そう、昔の大人の叱り方には情緒があった。愛があった。
情報や見た目などで正義と悪をすぐに決めてかからずに、むしろ本当にそうなの?とか、まあそんな事だってあるよとか、大らかに許せる大人でありたいですね。