角松敏生のコンサートは、舞台セットにはお金を使わず、とにかく人件費にお金を使う。
今回はホーンセクションに5人、そしてコーラスに2人だが、この2人コーラスが只者ではない。超実力派のミュージカル歌手。
20年以上前に角松敏生プロデュースによる、ボーカル発掘プロジェクトからデビューした吉沢梨絵。
今やミュージカルで超売れっ子で、さらに超有名ドラマにも数々出演している。
そう、そういえば、「半沢直樹」に出てたよ~。面会謝絶だった小村の娘役で。何か見覚えのある女優さんだなと思ったっけ。
そして小此木まり。もちろんドラマ、ミュージカルで活躍なのだが、「塔の上のラプンツェル」の日本語吹き替え版の歌は全て彼女の歌声によるものだそうだ。
実際僕は「塔の上のラプンツェル」を観たことはないが、この歌声は聴いただけで凄さはわかるね。
ボーカルにも大変厳しい角松敏生が、ミーハーにダメ元で依頼をしたというエピソードもあり、今回、この歌声を聴けて本当にラッキーだったなぁと思う。
この2人と角松のデュエット曲が数曲聴けたが、とにかくスゴイスゴイ。スゴイボーカルとスゴイボーカルの掛け合いがホールにシャワーのように降り注がれた感覚が本当にした。
角松も更に上をいくボーカルでかぶせるから、2人とのデュエットは疲れるから大変なんだとこぼしてた。
聴いているほうは鳥肌もんだよ。堪らない。とにかくこのデュエット曲を数曲聴くだけでも大興奮だよ。
つづく