
14.アジアの風 青空 祈り part-1 風
このアルバムの問題作、いや、ウリと言うか、何と言うか。これも好き好きかもしれません。14、15、16は組曲のようになっている。曲調としてはスロー、アップ、スロー。
何が問題かと言うと、タイトル。「アジアの風」なのか、「アジアの風 青空 祈り part-1 風」なのか、「風」なのか?
さらに15の「アジアの風 青空 祈り part-2 青空」は前々回のアルバム「SAVE OUR SHIP」の1曲目「青空」と被りそうだし。何ともややこしい。
でも青空という言葉はお気に入りなんだろうな。
歌詞の内容はストレート。広島で生まれたJ-BOYが「八月の歌」でアメリカを歌い、そして同じ過ちをしてはいけないとアジアを歌う。
15.アジアの風 青空 祈り part-2 青空
間違いなく、ライブで最高潮に達するところで歌われるであろう曲ですね。とにかくカッコイイ超骨太のロックナンバー!
歌詞もまたすごいな。おそらく、北のこと、核兵器のこと、原発のことも歌われてるんだろうな。
16.アジアの風 青空 祈り part-3 祈り
鎮魂歌のようなしっとりとした曲。15の為に前後を固める為だけの曲かと思いきや、しっかりとした存在感。
1分30秒くらいで終わってしまう歌詞。これが潔いい。メロディーとか歌詞とかが似てるとか、そんなんじゃないんだけど、1978年沢田研二の「LOVE-抱きしめたい」を聴いた時の余韻に似てる。すごく不思議な感覚に落ちさせてくれる。
17.誓い
国というある意味、責任のない考えにより行われる争い、戦争。巻き込まれる人、兵士。
どうしてもこのアルバムの発売の時期にガンの告知をされ亡くなった俳優、今井雅之さんの映像「THE WIND OF GOD」を思い出してしまう。
つづく