
懐かし~い感じのデザインのカセットテープを見つけました。
僕が子供のころ、親に買って貰えるカセットテープといえば、主婦の店で売っている100円くらいのこういうデザインのテープでした。
ケースの後ろは黒色でした。透明なケースに憧れました。そしてTDKやマクセルの高価なテープに憧れました。クロームやメタルにも憧れました。
デザインはごっつくてカッコよかった。封を開けた時の匂いがたまりませんでした。
CDの時代に入り、アクシアのPSシリーズだったか?シティー派なデザインが出るようになり、女性ウケするようなデザインばかりが出るようになりました。ハイポジションが100円で買えるような時代になり中高生のお小遣いでも気軽に手に入れることができるようになり、それはそれでよかったのですが、それと同時に扱いも粗末になっていきました。
記録媒体もDATだとかMDだとか開発されましたが、(個人的にはMDはこの先も残してほしいが)ようやくデジタルオーディオプレーヤーに落ち着きましたね。
テープの頃は自分でお気に入りのベストを作ろうものなら、収録時間を計算しながらやり、また、音もまちまちでイライラしたものです。将来、こんなイライラがない世の中になったらいいのになぁと思ったものです。
僕が今使っているi-pod Classicは160GBなので、持っているCD300枚くらい入れても全然平気。ポッドキャストやニコ動の動画や音声を入れてもまだまだ半分も使ってない。そんな夢のような環境なのに、あの頃のようなワクワク感がないのは何故なんだろう?
今年の春、ついにマクセルは120分のカセットテープの生産を中止したらしい。深夜ラジオやラジオでのライブを録音したりするのに便利でした。
ウォークマンが買えず、なぜか書店で2980円くらいで売っていた遊歩人(ゆうほじん)というので聴こうとするとテープの重さに回転が負け、若干遅くなるということがありましたよね。