35回を迎えたこの歴史ある研究会に、縁あって参加させていただいた。
以前から興味はあったものの、自分の入れるところではないのでは・・・という思いもあり
遠慮していたのであるが、今回のテーマが「アダプテッドスポーツの再考」ということもあり
思い切って連絡し、即会員にまでなった。
感想としては、このような専門的な会があるにもかかわらず、知られていないのが現状で
関係者だけに終わってしまっているようで、とても勿体ない気がした。
一日目の神奈川の西野先生のお話は、教育の真髄を、先生の在り方を、子供たちの見方を再確認させていただき終了後にとてもすっきりした気持ちになった。
このような先生がいらっしゃることに感謝。
褒めるより認める
説教は短くテンポよく
興奮しているときはトーンダウンして話す
ダメージメッセージを出さない・・・しようとしていることを先回りして言わない!!
ファーストアタック・・・その日のことはその日のうちに解決する。後延ばしにしない
まなざしより言葉かけ・・・些細な一言「あいさつ」を根気よく
叱らない教育がいいわけではない。
悪いことはなぜ悪いのか教える
先生と保護者の本当の信頼関係
生い立ちや家庭環境等の情報収集が必要
子供たちを一人の個として尊重する
教育者の原点を垣間見た瞬間だった。
次のシンポジウムでは、「アダプテッドスポーツの再考」として、この言葉がどのようにして出てきたものか、どう使われるのか、本当の意味は・・・ということで、「アダプテッドスポーツ」を大学教授や医療関係者、障害者スポーツ関係者のシンポジストによる発表をもとに、会場で言葉についての意味を再確認された。
「アダプテッド」=適応させる スポーツとして、障害者スポーツにあてはめられているが、対象が誰かにより、すべての方にあてはめることができるため、必ずしも障害者のスポーツではない。
「障害」という言葉を使わないようにするためにも、このような言葉を使うようになったこともあるかと思う。
実際、障害とは社会的不利からくるもので、環境に適応しにくいことであり、病気や機能障害のことではない。
しかし、今までの流れから「障害」という言葉が入っていたほうが理解しやすいというのも過言ではない。
自分が求めている『アダプテッドスポーツ』とは、関わっているすべての人に適応できる『遊び』
障害者に関わっている親、兄弟、家族、親戚、ヘルパー、先生、施設職員、就職先の同僚も上司も、すべての方が対象で、障害を理解してもらうためのきっかけの一つが『スポーツ』であり、『スポーツは万人のもの』なので、一緒に楽しめたらなお、いいかなぁなんて思っている。
介護に疲れないように
気遣いに疲れないように
みんながストレス解消できる、そんな場面、環境があってもいいかなぁ…
と、いうのが『ぼくたちのコミューン』
二日目は、事例発表
残念なことに、参加者が少なくてびっくりしたのが本音だった。
もっと興味を持っていただくために、せっかく会員になったのだから、お知らせしていきたいと思う。
一に宣伝
二に宣伝…
広報が必要だ!!
兵庫のスキナーさんがいらして、ネットワークの一元化を発表された。
そのなかでも広報の難しさが議題にのぼっていた。
便利な時代で、何でもできそうな気がするが、広報の専門が必要ではないかと、話を聞いていて思った。
マーケティング、マネジメント、コーディネート
適材適所の人材発掘、育成が急務なのかもしれない。
鳥取でも、素晴らしい指導員がいて、いろんなお願いをしてしまうが、本職があるため、障害者スポーツは空いている時間を利用しての関わりになる。優秀な方に限って仕事でも重要なポストを担っているのが現状。あれもこれも頼みすぎて、パンクしてしまってもいけない。
それぞれの専門家とのネットワークの構築をしていくことで、適材適所の人材を見つけられるのかもしれない。
そのためには、自分が歩かなくては…
障害者のはじめの一歩だけでなく、自分もはじめの一歩、踏み出さなくてはならない!!
なんだか、なにが言いたかったのだろう…
思いの丈をぶつけてしまった。
勉強は頭の中がぐちゃぐちゃになり、しばらく整理の時間が必要だ。
再認識
再確認
参加させていただき、感謝です。ありがとうございましたm(__)m