第1回 初心者向けASP.NET勉強会ログ | ASP.NET勉強会

第1回 初心者向けASP.NET勉強会ログ

開催日時:2010/7/25 18:30~20:30
参加者:3名



1. オウム返しアプリケーション解説

メッセージを入れたら返すだけのアプリケーションのデモを行った。
言語はVB.NETを選択。もちろんC#でもできるが、個人的にVB.NETに慣れているので。
(Question) "Dim"って何? (Ans) 変数を定義するときにつける宣言文。"Dim a As String" これから変数aを定義します。aは文字列(String)とします。という意味。今回は説明をしなかったが、メソッド(関数)内で変数を定義する場合は"Dim"が必要だがインスタンス変数(クラスの属性)についてはDimは使わない。Public a As StringとかPublic、Privateをつけるのが一般的。


2. ASP.NETの仕組みについての解説

ASP.NETの説明の前にWebの基本的な仕組みの話をした。WebはRequest-Responseが基本。


Webブラウザ(IEとか) ---Request--> Webサーバ
             <--Response--

Requestはサーバのホスト(IPアドレス)、ポート番号、取得するファイル名を指定する。つまりURL。

http://ホスト名:ポート番号/xxxx/yyy.aspx(ファイル名)

Responseは単純に言えばhtml。実はこれしかできない。

(Question) Requestするときにブラウザに入力した情報は渡せないの?
(Ans)渡せます。方法は2つあって、GETとPOST。GETはURLに付加する。POSTはURLとは別に"おまけ"の項目として渡す。渡し方はKeyとValueのセットで送る。


[GETの場合]
http://hostname/xxx/yyy.aspx?AAA=BBB&CCC=DDD

[POSTの場合]
http://hostname/xxx/yyy.aspx
裏でおまけ項目(AAA=BBB&CCC=DDD)をサーバに渡す

※AAA、CCCがKey。BBB、DDDがValue


なので、Webは単純にhtmlを返すだけ。だからASP.NETは動的にhtmlを返している。
ASP.NETは以下の2つのファイルを使うだけ。

AAA.aspx
AAA.aspx.vb

ブラウザからはaspxを指定する。aspxはHTMLのひな形(デザイン部分)である。aspx.vbはボタン等を押したときのイベント定義。つまりこのイベントの中でaspxのコントロールの読み書きを行う。時にはデータベースへの接続も必要でしょう。(今回はオウム返しするだけなのでラベルに値をセットするだけ)ASP.NETはaspxとイベントの動作から動的にhtmlを作り上げる。

[イメージ]

AAA.aspx   → ASP.NET → html → Webブラウザへ
AAA.aspx.vb


3. その他

(Question) 新しいプロジェクトと新しいWebサイトの違いは?
(Ans) 違いはほとんどない。新しいWebサイトはWebアプリだけを作れる。新しいプロジェクトはライブラリなどWebアプリではないものを作れる。
※後で調べてみましたが、Webサイトはサーバ上に直接、http指定でプロジェクトを作れるみたいです。デフォルトは[My Document]\visual studio 2010\WebSites\ 以下に作る。ソリューションファイルは
[My Document]\visual studio 2010\Projects 以下に作られる。プロジェクトの場合はすべて
[My Document]\visual studio 2010\Projects 以下に作られる。
Webサイトなので、httpを使ってサーバ上に構築するという意味合いが強いのでしょう。プロジェクトは
自分のマシンで作って作ったものをWebサイトにアップする。
一般的には後者なのでプロジェクトを作った方がよいでしょう。

(Question) ASP.NETとVB.NETは何が違うのか?
(Ans) VB.NETは言語で、ASP.NETはWebを作るための仕組みです。ASP.NETでサポートされている言語であれば、選択できる。つまり、ASP.NETアプリをVB.NETで作成する、というのが正しい。
VB.NET以外に、C#、J#(Java)などがある。