首すじの筋肉が硬くても
全員が肩こりを自覚する
わけではありませんが
肩こりは
頭痛を引き起こしてしまうこともあったり
恐ろしい病気が隠れていたりする
あなどれない肩こり。
昨日は私が考える肩こりの原因5つのうち
1つ目の原因
「単純に使いすぎ」について書きました。
今日は2つ目の原因
「周りに引っ張られる」
についてです。
何がどこに引っ張られるのでしょう?
肩こりの原因の筋肉は
首から肩甲骨についている
「僧帽筋上部や肩甲挙筋」
▲僧帽筋上部
であることが多いのですが
この筋肉達もコリたくてコッてしまう
わけではないかもしれないんです。
この筋肉達は
体幹に対して前にいった頭部を
前に行きすぎないように保つ役割や
肩をすくめる動きを起こす筋肉です。
この筋肉達は何に引っ張られるのか?
ポイントは肩甲骨です。
引っ張ってしまう筋肉は
肩甲骨についていて
僧帽筋上部や肩甲挙筋とは
反対方向に肩甲骨を引っ張る作用がある
「前鋸筋や小胸筋」です。
▲前鋸筋
▲小胸筋
この2つの筋肉は
肩甲骨を前や下方向に引きます。
つまり猫背のような姿勢になります。
それを止めるために僧帽筋上部や肩甲挙筋は
働かざるを得なくなります。
しかもやっかいなことに
この前鋸筋は肩甲骨についている筋肉の中で
最も力強い筋肉なんです。
そのため前鋸筋が
ちょっと過剰に働いただけで
それ対抗する僧帽筋上部や肩甲挙筋は
結構頑張って働かなければなりません。
このような理由から
前鋸筋や小胸筋が
硬かったり過剰に働いていたら
こちらを先にほぐしたり緩めたほうが
効率が良いといえます。
その方法の一つを紹介しているので
見てみてください。
そして明日は肩こりの3つ目の原因
「神経由来」
いったい神経がどう影響するのでしょう?