肩こりの原因② | 【理学療法士】唐木大輔のブログ

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首すじの筋肉が硬くても


全員が肩こりを自覚する


わけではありませんが




肩こりは


頭痛を引き起こしてしまうこともあったり


恐ろしい病気が隠れていたりする


あなどれない肩こり。



昨日は私が考える肩こりの原因5つのうち


1つ目の原因


「単純に使いすぎ」について書きました。




今日は2つ目の原因


「周りに引っ張られる」


についてです。



何がどこに引っ張られるのでしょう?




肩こりの原因の筋肉は


首から肩甲骨についている


「僧帽筋上部や肩甲挙筋」


▲僧帽筋上部


▲肩甲挙筋


であることが多いのですが


この筋肉達もコリたくてコッてしまう


わけではないかもしれないんです。



この筋肉達は


体幹に対して前にいった頭部を


前に行きすぎないように保つ役割や



肩をすくめる動きを起こす筋肉です。



この筋肉達は何に引っ張られるのか?


ポイントは肩甲骨です。


引っ張ってしまう筋肉は


肩甲骨についていて


僧帽筋上部や肩甲挙筋とは


反対方向に肩甲骨を引っ張る作用がある


「前鋸筋や小胸筋」です。


▲前鋸筋


▲小胸筋


この2つの筋肉は


肩甲骨を前や下方向に引きます。


つまり猫背のような姿勢になります。



それを止めるために僧帽筋上部や肩甲挙筋は


働かざるを得なくなります。




しかもやっかいなことに


この前鋸筋は肩甲骨についている筋肉の中で


最も力強い筋肉なんです。


そのため前鋸筋が


ちょっと過剰に働いただけで


それ対抗する僧帽筋上部や肩甲挙筋は


結構頑張って働かなければなりません。


このような理由から


前鋸筋や小胸筋が


硬かったり過剰に働いていたら


こちらを先にほぐしたり緩めたほうが


効率が良いといえます。


その方法の一つを紹介しているので


見てみてください。

https://ameblo.jp/aspire-konchiryou/entry-12464815434.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5b40666b01cd41fe9865a4ca10cbb227


そして明日は肩こりの3つ目の原因


「神経由来」


いったい神経がどう影響するのでしょう?