近畿大学薬学部の鈴木教授らを中心とする研究グループの研究を紹介します。
遺伝子、タンパク質、糖鎖は生命鎖と呼ばれているそうですが、遺伝子やタンパク質は加齢によって変化することは証明されていたそうです。
そして今回は「糖鎖」も加齢によって変化することが証明されたそうです。
特に糖鎖の末端に存在する「シアル酸」というものが加齢によって顕著に変化するみたいです。
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糖鎖
グルコースやグルコサミンなどの単糖類がいくつも結合したものであり、タンパク質や脂質などに結合した形で存在。
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この糖鎖の変化は病気から体を守る生体防御に働いている可能性があるそうで、糖鎖の変化を促進することがアンチエイジングとなります。
今回はこの糖鎖によるアンチエイジングと食事との関係性が示されていました。
糖鎖の変化の促進(アンチエイジング)に有効なのはカロリー制限だそうです。
そして、高脂肪食は糖鎖の変化に抑制がかかる(非アンチエイジング)そうです。
カロリー制限や空腹がアンチエイジングにつながるということは世の中に浸透し始めていますが、ここでもやはり同様の結果が出たようです。
この糖鎖によるアンチエイジングは様々な疾病の予防に効果があるということが示唆されているようです。
やはりいつもお腹を満たすのではなくなるべく空腹を作る工夫をすることで若々しく健康でいられるということが言えそうです。
【糖鎖とアンチエイジングのまとめ】
アンチエイジングと疾病予防に「糖鎖」の変化の有効性が示唆された。
これは加齢や食事のカロリー制限で促進され、高カロリー食で抑制される。
https://newscast.jp/news/017620