東京では久しぶりに雪が積もりましたね⛄️






私の中で雪と言えば!の曲はやはりこれ❄️

ドビュッシー作曲

子供の領分より 「雪は踊っている」





年に数回の雪を心待ちにしている我が子達ですが…


私が小学2年生の終わりまで住んでいたアメリカ・ミシガン州の冬は雪深く、真冬には子どもの腰ほどにまで積もりました。

学校へは毎日スキーウェアで通ったものです🚌




小さい頃大好きで今も持っている絵本💕



そり遊びなどをしたのももちろん良い思い出ですが、私は温かい家の窓辺からしんしんと降り積もる雪を眺める静かな時間が大好きでした。



そんな雪の記憶がまだ新しかったうちに出会ったということもあり、子供の領分の中でも特に「雪は踊っている」の物哀しく静かで怪しげな雰囲気に、幼いながらも強く惹かれたのを覚えています。



また、どことなく他人事なこの曲と、家の中から雪を見ていた自分とを重ねて弾いていました。今思えばドビュッシーの音楽特有の客観性に初めて触れた作品です。




青柳いづみこさんの本で、この曲はドビュッシーと親交の深かった作家トゥーレの小説の一節からインスピレーションを得ているのだと知ったのは大人になってから。



それは、

雪が降りしきる中、窓に額をくっつけ、曇ったガラスを指でなぞりながら外をじっとみている少女。実はその少女は、幽閉されていた恐ろしい城から救い出されたばかり…

という内容。




やはり!窓越しの雪景色だったのだなぁ!と嬉しくなったと同時に、一見すると美しい場面の、ゾッとする背景に驚いたのでした。

これぞドビュッシー。