先日、コンクールや入賞者演奏会を前に準備されている小学生の生徒さん4人の公開レッスンをさせていただきました。
有難いことに10月に行われた前回に引き続き、宮原ピアノ教室の宮原友美先生の企画です。本当にありがとうございました!
今回受講されたのは伊藤三絵子先生の生徒さん。
皆さんの耳の感度がとても高く、普段からよく「耳を澄ます」習慣がついているのだなと感動しました
皆さん曲のイメージも既にお持ちだったので、それを更に掘り下げ、それにあわせて自分はどのような音を求めるのか?を探っていくことに。
例えば、ショパンの華麗なる大円舞曲のレッスンでの一コマ。
私「どういうイメージで弾いているのかな?」
生徒さん「舞踏会で大勢の人がワルツを踊っている感じ…」
「じゃあ、そこで色々なキャラクターの人が出てくるともっと面白いね!例えばこの部分…ここはどんな人が踊っていると思う?」
「上品な人
」
「きっとそうだね!じゃあ、男の人?女の人?」
「女の人…」
「その人のまつ毛は長いのかな?短いのかな?」
「長い!」
「分かる分かる!
ここは影ができるくらい長〜いまつ毛の人だよね!じゃあ、香水は付けているかな?」
「付けている…」
「どんな香水かなぁ?ウッッ…てなる感じの香水ではなく…」
「良い香りの…ふわっとした…」
「思わずついていきたくなってしまうような…?」
こうしてイメージを膨らませた後弾いてもらうと、既に音が変わっていて素晴らしい!!
そこでもう一息。
出したい音色によって打鍵のスピードや指先の角度を変えることだったり、身体の使い方などを具体的に伝えると、、
みるみる変わっていく音
何より感動したのは、どの生徒さんも、私の音に一生懸命耳を傾けてくれて、その後自分で弾く時は納得いくまで自ら何度も弾き直す姿。
良い音が出ると、思わず聴講の皆さんから拍手が。
音は弾くものではなく、作り出すものという感覚。
本番の日までますます音に磨きをかけ、当日は楽しく伸び伸びと演奏してくれることと思います
聴講していただき、その後の指導法意見交換会にもご参加いただいた伊藤三絵子先生、中辻晃子先生、西原侑里先生、ありがとうございました!!
(写真撮り忘れ…残念…
)
最後に…中辻晃子先生がこんな嬉しいブログ記事を書いてくださったのでご紹介させてください
