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asphaltive boiled noise

三月の竜の感覚

「こんにちわー宅急便ですよー」
「あら、何かギフト?」
「え、なにか銃撃戦て書いてありますけど―」
「フセテ!!」
「え!?ナゼ!?」
「サンノゼ!!」
「いいなー、前から行ってみたかったんですよねー」
「あら、ギリシアはどお?」
「うーん、あんまりパッとしませんね」
「罰として銃撃戦に参加!!」
「あ、そのためのギフト?!」
「予定調和っぽい感じ!!」
「それじゃ、ここにハンコを!」
「―そんなにヒマじゃないし」


「その辺にレモンない?」
「ないことはないけど―」
「持ってきてくれたら?」
「ナニその態度!?」
「くれたらって仮定だよ」
「持ってきたらどうするのさ?」
「謝る」
「ナニに対して!?」
「違うよ、判断を誤るんだよ」
「ナニノ!?」
「明日の天気」
「アメジャナイノ!?」
「ジャノメは要らないみたい」
「ソレはソレでハッピーだね」


「昨日列に並んだんだ」
「どんな列?」
「夢見心地なんだよ?」
「それで、どんな列?」
「息が止まるくらい感覚が過敏」
「それで、どんな列?」
「足の踏み場もないくらい過密」
「夢で、パリは見えた?」
「見えたさ!原色のパレードだよ?」
「そばには霧の中のパリジャン?」
「そそ。パンのほうだけど」
「パンのほうかぁ」
「レバーを食べてたよ、貧血防止に」
「活性酸素・敵に蹴り」


「黄緑の」
「リバーサイドの」
「横隔膜の」
「ウィンナー・コーヒーの」
「ノドヲ流れていく」
「音が」
「ガラス細工のような」
「キラキラした」
「床が」
「爆音とは無関係の」
「夢が」
「ギリシアの海岸の」
「騒がしさが」
「梅雨には聴こえてくる」


「その右手には何が入ってる!」
「遺書です!」
「その左手には何が入ってる!」
「カミソリです!」
「ほほう、死ぬ前の身支度か!」
「食事の用意です!」
「でも今日は父さんの番でしょ?」
「いや、忙しくて帰れないって、今日」
「そっか。じゃあ家で食べてく?」
「え、いいの!?」
「機械の音じゃない?」
「チガウヨ人の声だよ」
「急流に流されてるんじゃないの?」
「間違っても犬はわざと夢を見ないよ」


「がてらって何さ!」
「ある意味鹿の威力」
「ソレ何?」
「イルカには目もくれない」
「ソレウサギじゃあないの?」
「赤じゃないよ、くれないだって!」
「ソースとしてはいかが?」
「剥製としてはラザフォード!」
「ウォード!?」
「ウォード!!」
「ゲーリュサック!!」
「ゲーリュサック!?」
「開放弦は鳴らさない!!」
「そんなの自由やん!!」


「極端なんだよね」
「何が?」
「いろいろとね、まあね」
「さっぱり分かんないよ!」
「そりゃそうさ、本人だってそうさ」
「ソウナノ?」
「まあたまにはね」
「頭の中がグルグルする」
「兆しだよ、ソレは」
「兆し?」
「そう、寒くなる兆し」
「何が寒くなるの?」
「いろいろだよ」
「いろいろかぁ」


「名前は?」
「アスマニッシュ・イライニンゲホルンヘルツです」
「何それ?」
「名前です」
「ふーん」
「今日はですね」
「偽名を使う人はお断りだよ」
「じゃあいいです」
「いいの?」
「いや、よくはないですけど」
「じゃあさ、ちゃんと本名を言いなよ」
「―先生にはかないませんね」
「さあさあ、本名は何だ?」
「メチオレンプファルツニングス・アルデリビング・ゲオニトロヒルフテンです」


「アツイヨ!」
「アツイヨ!」
「リズムよく九州上陸!」
「集めたの集中治療室!」
「どっかでおでんでも食べようよー」
「アツイノニ?!」
「そう思ってるだけでしょ?」
「ナニ?」
「暑いって思ってるだけでしょ?」
「ホントニアツイヨ!」
「証拠見せてよ!」
「首筋に汗かいてるよ!」
「勝敗がつかないよ!」
「コンクリももはや弱体化!」


「朝ごはんだよー」
「今いらない」
「何時いるのー?」
「夕方いるー」
「それ朝ごはんじゃないやん」
「じゃあピザにしますか!?」
「イイねー!!」
「頼もう頼もう!!」
「ムッ!道場破り!?」
「いえ、ピザをお持ちしました」
「まだ頼んでないのに!?」
「頼みそうな予感がしたの!」
「まあ、それでわざわざ?」
「そんな感じ」