「ということは…どういうことなんですか?」
「つまりだね、奴は嘘をついてるんじゃないかな」
「餅をついてるかもしれませんよ?」
「2月だってのに!?」
「ほら、旧正月とかいうじゃないですか」
「言うけども、言うけども…」
「何だか空腹を感じる!」
「餅とか言うから!」
「何でだろ、部屋にいたら感じないですよね」
「路上だからじゃない?」
「部屋にいると安心感が」
「お腹に詰まって!」
「路上では吐かざるをえない!」
「空腹を満たせない!」
「ということは…どういうことなんですか?」
「つまりだね、奴は嘘をついてるんじゃないかな」
「餅をついてるかもしれませんよ?」
「2月だってのに!?」
「ほら、旧正月とかいうじゃないですか」
「言うけども、言うけども…」
「何だか空腹を感じる!」
「餅とか言うから!」
「何でだろ、部屋にいたら感じないですよね」
「路上だからじゃない?」
「部屋にいると安心感が」
「お腹に詰まって!」
「路上では吐かざるをえない!」
「空腹を満たせない!」
「ふわりふわりと歩を進め!」
「降り注ぐ開放感!」
「あわよくば…空気感?」
「さもなくば…焦燥感?」
「午後には午後の、稀な光!」
「その前を行く、流線形の」
「ラクトバチルス!」
「グミ!気管支に不快!」
「上層部はあえて地下に避難!」
「我々は最上階に!」
「天にも近く!」
「海にも近く!」
「空気が希薄でも!」
「くらくらするほどの開放感!」
「雪が降ってきたよ」
「特に理由もなく」
「でも自由はあるよ」
「あるね!窓辺にパンを並べて」
「すれ違う人がいやに多くて」
「蘭の花が咲いて」
「ここから先は目障りです」
「たぶん3キロメートルくらい」
「瞬間に手を差し出して」
「切手を貼った千代紙」
「惨憺たる真珠貝」
「のど越しが良くて」
「手に乗るほど小さな竜」
「勝手気ままに、それが自覚なくとも」