3歳 年少組から始めたピアノ。

幼稚園時代はお耳で音を聞いて弾いていたし、先生もそういうピアニストもいるからと否定的ではなかった。

 

6歳小学校入学とともに、違う教室に通うようになると、バイオリンで有名は鈴木メソートでピアノを習っていても、楽譜は読めるようになりません。とお子さん二人を鈴木メソートに通わせられていたという先生の大きな助言のもと、お耳で音を取らずに楽譜を読むことを毎回やってくださいました。

 

が、これが本人にとっては、まぁ大変。

 

何が大変かって、アスペくんは納得しないんですね。やり方が違うことを受け入れられないんですね。でもそれが何が違うのか、自分が何に不満をもっているのかが、まだ6歳のアスペくんにはわからないんでしょう。

漠然と、前の先生の方が良かった、と。

 

幼稚園の時の先生は許してくれていたことが、今度はゆるされない。

新しい先生のやり方に納得できるまで、1年かかりました。

その間、ひどい態度。

 

レッスン中、集中しない、話をきかない、弾くのをやめてといわれても、弾く、あくびする、しまいには寝る!

 

先生と話すタイミングななかなかみつからず、お電話で相談して、本人と先生と話し合いもしてもらって、やっと先生にたいする本人にしかわからないわだかまりが解け、2年生の夏の発表会あたりから、ピアノのレッスン中の姿勢がとてもよくなってきました。

 

わだかまりが解けると、納得すると、理解がはやいし、記憶力もいいし、指も動くんです。

 

あっという間にエリーゼのためにが弾けるようになるんです。

難しい、弾けないと思うと体が固まって、簡単な曲でも弾けなくなる子が、自分の内発的な気持ちひとつで、自分で楽譜を読んで、エリーゼのためにの最初のメロディーを弾く姿には驚きました。

 

これまで、つきっきりだった、ピアノの練習もほぼ一人でやれるようになってきました。

とはいえ、ちょっと油断すると、得意なところばかり弾いて、弾けないところを放置しているので、そういう時は横について、弾けるまでやらせたりもしますが、1年前に比べたら、格段の差!

 

指番号を守ろうとする姿も、楽譜を自分で読もうとする気持ちも感じられて、一時は、「やめてしまいなさい!!」なんて毎日毎日怒鳴っていた時もあったけれど、一山乗り越えられてよかった。

 

本人もピアノと英語が人に誇れるところだと思えていること、これが一番素晴らしいことだと思います。

 

本当は、もっと上手な子はいるけれど、自分の中で、これが得意!って思えることがあるって、本当に羨ましい。ラブ