広汎性発達障害のある息子は、視覚優位型なのだろうなと、そっくりはアス夫と20年近く連れ添ってきた中で感じていた。

 

アス夫との会話は会話でつたえもほとんど忘れられていたり、彼のポイントとなるところしか覚えていないことが多く、

私「言ったよ!」

夫「聞いていない!!」のくりかえし。

 

これには本当に参る。

自分は聞いてないことが多いと認識してくれていれば、そうだった?と謙虚な一歩引いた姿勢がとれ、喧嘩にならないものを自信たっぷりに聞いていない!!という態度。

 

 

なので、大事なことはできるだけ証拠が残る、メールやLINEで伝えるようにしている。

 

息子ちぃくんも

 

■視覚優位型
目で見て理解することが得意。言葉のみの説明は理解しにくい

 

ようだ。

 

小学校に上がり、読み書きがスラスラできるようになり、非常に助かっている。

 

1日の予定を紙に書いて彼に見せるととても入りやすい。

翌日スキーにいくから、今日は外遊びしないよと、何度言い聞かせても遊びにいってしまった彼だが、紙に書いて見せたとこと、

「今日は我慢する。だって明日スキーだもん」と自発的な言葉が出てきてびっくりした。

 

食事のマナーも守れないことが多いので、ちぃくんに約束を書いてもらい、テーブルに見えるように置いた。これで、食事の前に

「約束の紙よんだ?」と聞くだけで、自分で腕まくりをすることに気がつき、椅子の位置や姿勢、直してくれるので怒ることが激減した。

 

ちぃくん自身もそう感じたと言っている。

 

通級の先生に、着替えの途中で他のことに気持ちが行ってしまい、いつも靴下を履くのを忘れて学校に行こうとして困っていると話したところ、

「全部できるまでついて回ってやるのを確認すると、そのうち子供の方から、もう一人でできるよ」と言ってくるようになりますよ。

 

とアドバイスされた。

 

だけど、だけど、忙しい朝にそんなことしたくない!

それにそれは幼稚園時代に卒業じゃない?そのやり方。とも思った。

 

そこで、考えた。

着替えをすべてひとつのカゴに入れておき、その中のものを着ること。

その後、着替えを留守場所の横に

▫️シャツを着たか?

▫️靴下はいた?

▫️ハンカチ、ティッシュもった?

▫️顔はあらった?

というチェック張り紙を貼ることにした。

 

これで数日ためしたが、いまのところいい感じだ。

 

将来、ちいくんが一人立ちするときに、自分の特性を理解し、苦手なことを補う方法を体得してもらいたいと思っている。

 

きっとこうやって生活を工夫する積み重ねが活きてくると信じて母がんばる。