この写真は今年の9月に台北駅で撮った一枚です。
 
『加油!香港』と書かれたタスキを身につけて香港の実情を訴える若者。香港から来た人なのか現地の人なのかはわかりません。
 
香港のデモは一向に収まる気配がないどころか、今回の悲しい事件でさらに激化、長期化することも懸念されています。
 
自国のことを最優先にして何が悪い!そのためなら手段は選ばん!という風潮が世界中の為政者に蔓延し、もしかしたら日本も例外ではなくなるかもしれません。
 
こういう時一番怖いのは対話することへの諦めです。どうせ話し合いなんかしても無駄だからという諦めはやがて相手に対しての思いやりの欠如や無関心を呼び、そこから憎しみや怒りが芽吹くように思います。
 
香港の指導者も大国の指導者に会って笑顔で握手する前にもっとできることがあるように思いますが、難しいのかなあ。
 
話し合いの糸口さえ見つけられない状況になってしまっているのか、日本にいる私たちにはわからないですが、うーんとても不安です。世界中からいろいろな人たちが集う香港、賑やかで活気のある香港、早くあの香港に戻ればいいなと思うのですが…。