「グリベックはCML(慢性骨髄性白血病)のほとんど全てに有効だが、オプジーボは肺癌の全部に効くのではなく、縮小効果を伴う有効例は15~20%、小さくはならないが「抑えている」ものも含めても、贔屓目に見て有効なのはせいぜい30%程度と思われる。そのこと自体は仕方がないが、問題は、~~その対象を限定できないのである。早い話が、誰に効くのかわからない。」

 

・・・つまり、無駄な治療が多くなる。

 

「3人に一人しか「効かない」として、一人に3500万円(年間)かかるものを、仮にみんなに1年間投与しなければならないとすれば、トータルでは1億を超すコストをかけなければ一人の治療効果につながらない。
 そして、グリベックと同じく、この薬は効いた患者にはずっと続けることになる。効いているのに途中で止めたらどうなるか、というのは実はまだよく分かっていない。もしかしたら効果はその先も続くのではないか、という説もあるが、分かっていない以上、患者も医者も怖くてやめられない。薬を止めて、悪くなってから再開してもまた効く、という保証は今のところないのである。よって、効果が長持ちすればするほど、ずっと投与は続けられる。」

 

 

・・・あれ?効いた場合は、やめても効果が持続するんじゃなかったっけ? …臨床的には、まだ言い切れないということか。 (つづく)