育児放棄してしまった友人。
今の結果に行き着くまで、苦しんだ母子。
週1回の情緒学級で楽しく遊んだ息子とT君。
子ども達の幼少期から、共に療育を受けさせたり、
情報交換をし合った私とKさん。
こうなるまでに何度も電話をくれたのに、
私達には何もできませんでした。
「子どもが児童相談所に連れて行かれた。
親子を引き裂かれた。」
が
「離婚した旦那のところに置いてくればよかった」に変わり、
「ほっとした。もう2度と会わない」
に変わっていくのを、彼女の話を聞くことしかできませんでした。
遠くの施設に入ってしまったT君。
「私も息子もいつまでも味方だし、いつまでも大好きだよ
」
って言ってあげたい・・・。
母親のKさんのほうは。
思ったより元気そう。
周囲の「子どもを手離せてホッとしてるよ」
という声には到底共感できないけど、
お仕事頑張ってます。
ところで彼女の訪問の前に、息子に事前に
「T君の話はNGよ」
と言ってたのですが、
息子も来客でテンションが上がり、
Kさんがうちの愛犬を可愛がる姿を見て
冗談交じりに
「育児放棄したのに犬は可愛がるんだ~」
と言ってしまった・・・。
もちろん息子に「育児放棄」という言葉も教えてないし、
彼女たちのいきさつを詳しく話したわけでもないのに、
大切な友達と引き裂かれた感や、
母が子を手離すことが理解不能という思いもあるのか、
納得いかないところがあったのかもしれません。
さりげなく話題を愛犬の方に持っていきましたが、
そのときの彼女の表情を見て
また親子仲良く暮らせる日が来るといいなと思いました。
