IT業界に関わる人間として,
「偽装請負」というテーマを避けて通るわけにはいかない
だろう。


確か、2005年前後だったと思うが・・・

このテーマに関わり、メディア側からは、鬼の首を取ったかのような
容赦のない報道記事が目立ったものだ。


例えば:


・「トヨタ系企業が労災隠し。偽装請負が背景に」

請負労働者が全治4週間のけがをしたのに、労働安全衛生法で義務付け
られている労災の報告をしていなかったことがわかった・・・・。
この工場では請負労働者に直接指揮命令する「偽装請負」が行われて
いた。


・「経団連会長、偽装請負の解消策を検討へ」

御手洗富士夫会長は・・・違法な労働契約の状態を是正する一方、
請負会社の従業員の能力を発注企業の指導なしで請け負える水準まで
向上させる対策が必要との見方を示した。


・「請負適正化へ指針、製造業の「偽装」対策 厚労省作成へ」
 
違法な「偽装請負」の広がりが問題化している製造業の請負事業に
ついて、労働者の職場環境の改善のために、請負業者や発注元の
メーカーが取るべき対策について、指針(ガイドライン)をまとめる
ことを決めた。


参考:asahi.com
http://www.asahi.com/special/060801/TKY200608120411.html


さて、
IT業界での話だが・・・
どんな感じだったのか・・・


Itpro:「IT業界のタブー”偽装請負”に手を染めてませんか」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060113/227252/


IT業界において、「偽装請負」という違法行為が蔓延している」という
論調に終始していることがわかる。


まず、

「偽装請負」という言葉が勝手に一人歩きする前に、
その真実に一歩でも近づく努力が必要ではないのか・・・


一方通行では・・・まずいのだ・・・(続き)