星の数ほどある小規模なソフトハウス・・・

《このブログにて表記される「ソフトハウス」とは、ソフトウエア開発を主たる
業務とする小規模な企業をいう》


「不安で眠れない・・・」
「脳ミソがまるで酸欠状態にある感じだ」
「このまま手をこまねいていれば座して死を待つしかない」

その心が岩で出来ているなら、
裂けて飛び散る音が「あなた」にも聞こえるだろう。

このような強迫観念に押しつぶされそうになっている経営者も
多いはずだ。


経営者の心理を土俵際まで追い詰めてしまう真犯人とは・・・何か?


その前に、
IT業界全体に蔓延する顕著な現象について触れなければならないだろう。

まず、

【現象1】IT需要の減退:

案件(開発業務)の絶対数が激減し、しかも小粒になっているのだ。
従って、技術者の「成約率」がジェットコースターなみに急降下。
すなはち・・・「待機工数」が急増。

それは、
遅かれ早かれ「資金繰り」を脅かす。


実は、
程度の差こそあれ、同じような現象はSI企業でも進行しその基盤を蝕み、
脅かす。


負のスパイラル・・・


世界規模で膨張した金融の信用バブルは必然的な帰結として
木っ端微塵に弾け散った・・・

やがてその荒波が実体経済を覆い尽くし・・・
連鎖的にIT業界に押し寄せる。
この不況の真っ只中、新規のIT投資は優先順位リストの上位に
ランクされるだろうか・・・否。

今、正常化への途上プロセスにあるのか?
すべての事象はやがてリーズナブルなポイント(調和点)に
向かって収れんするのだろうか?

それは何時(いつ)?・・・誰にも分からない。


その最中:

・トヨタが標的となり、
・次は「円」。
・アジアの隣国からの脅しと大人気ない嫌がらせ・・・

「利己的な思想(イデオロギー)」のもと、姑息な手練手札を以って
「人」「企業」そして「国」を制しようとするヤカラがいる・・・

これを「覇道」といわずして何というのか・・・

経済的な混迷・・・に加えて・・・政治的な混迷。
このダブルパンチはさらなる混迷への道程。

おっと、寄り道が過ぎてしまったようだ・・・
テーマに戻そう。


「ソフトハウス」の経営者の声:

「そんなこと、わかってるさ」
「だから待機人材がオフィスにあふれているんだよ」
「今の最優先課題は、未稼働人材をいかに稼動させるかなんだ」
「もう時間的な余裕はないし」
「運転資金も枯渇してきている・・・」

それでも、
「ソフトハウス」は「生き抜かなければならない」


何か・・・手だてはないのか・・・(続く)