ASPサービスとは、
「ネットワーク経由でアプリケーションソフトを提供する事業者のサービス」
と、前回の記事で解説しましたが、
今回はもう少し具体的に書きます。


ASPサービスは、サービス提供者(プロバイダ)のサーバーにアクセスすることで、
そのサーバー内にインストールされているソフトウェアを利用することができます。


ASPサービスを使用する流れを簡単に書くと、


……………………………………………………
ブラウザから特定のURLへアクセス
 ↓
IDとパスワードでログイン
 ↓
管理画面(マイページ等)が表示されるので、そこから操作する
……………………………………………………


という感じです。


企業に導入されているASPサービスでは、
・グループウェア
・財務会計、給与計算
・顧客管理
・在庫管理
などが多いと思います。


「グループウェア」は、メール機能、BBS(掲示板)機能、
ファイル共有機能、スケジュール機能、会議室予約機能など、
オフィスワークに役立つ機能をひとつのパッケージにしたソフトウェアのことで、
“情報共有”や“管理機能”が優れています。


企業で使用する場合は、各社員に専用のIDとパスワードを発行し、
各自で特定のURLにアクセスし、そこからログインして
様々な機能を利用することになります。


上手に活用すれば、企業内の連携がうまくとれるようになり、
煩雑だった連絡のやり取りをWeb上で簡単かつスピーディに行うことができます。


会議室の予約であれば、「今誰が会議室を使っているか」
「15時から空いている会議室はあるか」などの情報が
リアルタイムで把握できるため、無駄な確認作業が不要になります。


私は「サイボウズ」というグループウェアを使ったことがありますが、
タイムカード機能も盛り込まれているなど、よく考えられているなと思いました。


次回はグループウェア以外のASPサービスについて書いていきます。