かく言う僕も、メジャーデビュー前後を中心に大変お世話になり、研鑽を積ませていただいた一人です。
そんな天窓さんが、かねてのパンデミックにより1号店から3号店まで全て閉店を余儀なくされました。
それから5年弱の歳月を経た今月、神楽坂にて復活を遂げられるとのお知らせを天窓総括プロデューサーの方から受け、再建にあたっての資金を募るクラウドファンディングに力を貸してほしいとの依頼を受けた次第です。
もちろん快諾以外の気持ちはありませんでした。本当に光栄な事です。
今回僕が協力させていただいた形としては、①楽曲を一曲制作し、返礼品としてのコンピレーションアルバム(デジタルダウンロードのみ)に提供する②曲のテーマは「ライブハウスへの思い」とりわけ「四谷天窓への思い」を込めたものにするというものです。
1ヶ月、文字通り寝る間を惜しんで書きました。
そうして生まれたのが、今ほんの一部お聴きいただいている『MaHoRo』(まほろ)という曲です。(※返礼品である都合上、音質は下げさせていただいております)
コンピレーションアルバムという名のとおり、僕以外のミュージシャンの方々も数十組と思いを同じくして参加されたと聞いております。その他の返礼プランによる努力も実って、この度の‘’天窓復活‘’が間もなく現実のものになる運びです。
(既に再建の目処は立ったと聞いております)
なお、クラウドファンディングについては今月の1/15まで引き続き行われるようです。もしも少しでもご興味を抱かれた方は、下記URLにてご確認ください。
四谷天窓復活プロジェクト↓
https://camp-fire.jp/projects/809330/preview?token=2u3kwmoh&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show
こちらのページを上下にわたってご確認くださった上で、内容にご賛同いただける方には、ご負担のない範囲で「プロジェクトを支援する」よりコースを選択していただければ幸いです。
※僕の参加しているリターン(返礼品)が含まれるコースは【コンピレーションアルバム】というものになります。おそらくそれ以外のコースでは僕の作成した楽曲を入手いただけないかと思われます。
2月中に、“ダウンロード方法が記載された感謝状カード‘’が順次郵送されるそうです。
長々とお読みいただき有り難うございました。
僕自身、ご依頼を頂いた方から復活のご連絡を受けたのが先月で、その後も再建に向けてかなりの急ピッチで進められていると思われます。ご依頼主が多忙を極められているため、なかなかクラウドファンディングについて具体的な内容のご説明を受ける機会を設けることができない中、募金の期日が残り10日となってしまいました(僕の不徳の致すところです)。
そこでこの度、僕なりに出来るだけ間違いの無いよう調べてオリジナルの文章で簡潔にまとめ、皆さまにお伝えだけはしなければと思い筆をとった次第です。
そのため、100%依頼主様の思いをご説明できているとは限りません。多分に主観が入っている可能性もあります。くれぐれも上記サイトに目をお通しいただき、プロジェクトの内容にご納得くださる事ができたならば、ご協力いただければ幸いです。
ー最後に、今回提供させていただいた『MaHoRo』(まほろ)について。
かつて、夢見る人々が集う場としてシーンを見守ってきた「ライブハウス」という存在。それは、ミュージシャンとしての僕にとって心の故郷です。世界から見ればローカル(地方)の存在である日本。その中のいちローカルである東京。そしてその街に集う人達にも、多くの場合今いる場所とはまた違う故郷というローカルがあります。社会という見えない窓によって世界と自分とを分け隔てられ、更にはかねてのパンデミック禍から、より人々は孤独に苛まれるようになりました。窮地に立たされた多くのライブハウスと同じように、多くのミュージシャンも明日がどうなるかという孤独な不安を抱え過ごしております。
そんな今こそ、人々が集い心を温め合える存在であった「ライブハウス」という場が再建し、僕たちが足を運べるようになれば。そこで歌い合い、思いが合わさり、社会によって隔てられた見えない窓の上に広がる世界へと飛び出して、人々が再び互いに思い合う世の中になれば。
今、ローカルから世界を変えていく転換期にあると感じています。
僕は特定の思想や団体に与することはありません。ただ、人との繋がりが人間として何よりも大切だと、このパンデミックを経て改めて感じた次第です。
そんな場に、今一度ライブハウスがなれたなら。そんな思いを込めて、ミュージシャンにとって心の故郷である「ライブハウス」という存在と、自分の故郷を重ね合わせて『MaHoRo』を書きました。
「プロジェクトにご賛同いただく」というワンアクションが必要となりますが、皆さまのお耳に届くことを願っております。何とぞ宜しくお願いいたします。
麻生優作