50代の結婚ですから、当然二人の間の子供はいません
（ちなみに相手は元妻との間に既に成人している子供が3人いますが）
その彼がワンちゃん2匹を連れてきました
13歳のジャッキー（ゴールデンと秋田県ミックスのメス）と
15歳のまるちゃん（柴犬のメス）
彼と一緒に住むだけでも不安なのに、動物を飼った事ない私が
ワンちゃん達と暮らして行けるのか？
1度はお見合いのように一緒に散歩した事はあるけれど、大丈夫だろうか？
不安と共に4人（2人と2匹）の生活が始まりました
朝晩それぞれ1時間の散歩とえさやり
お互い仕事が立て込んでいる中で、時間のやりくりがなかなか難しく
毎日寝不足状態の連続でした
何とかその日にやらなくてはいけないことを、クリアするので、精一杯
散歩も、どの程度ワンちゃんの意志を待って、どう引っ張っていいのか
周りのワンちゃん達と出会った時にはどうするのか？
ウンチの取り方のコツなど
わからない事だらけでした
しかし、毎日行ううちに少しこつがつかめてきました
やっと彼がいない時に1人でも散歩に連れていくことが出来るように
なりました
そんな時に更なる事件が起きました
原因もわからない中
まるちゃんが急に歩けなくなりました
このままマルちゃんが危篤で死んでしまうかもしれない
涙があふれてきて、とまりませんでした
でもとにかく外に連れ出さないと
トイレは基本外ですることになっていたので
歩けないと、トイレを我慢することになってしまう
体重10キロほどのまるちゃんを公園まで抱えて行って
トイレを済ませて帰る
そんな状況に追い込まれました
とにかくやるしかない。彼が仕事で遅い時には
ジャッキーを置いて、まずはまるちゃんのお散歩をしてから
ジャッキーのお散歩をするしかない
わからないながらも、何とか2人を散歩に行かせて
トイレをすませる。そういう事をしていたある日
まるちゃんをだっこして、外に出るとジャッキーの鳴き声が普段と違う
悲しみと怒りに満ちたような変な鳴き声でした。
異変に気づき、すぐに家に戻ると、
普段はほとんど吠えることもないジャッキーが怒り心頭な感じで
猛烈に吠えてきました。
ジャッキーにとても大きな変化があったのです。
扉に激突して、扉を壊してしまいました
えっ何があったの？
ジャッキーどうしたんだろう。
あまりの驚きにこちらも固まってしまいました
後から考えると、ジャッキーも不安だったんでしょう。
いつも2人でお散歩していたのに、1人ずつになり、
その上、先にまるちゃんを連れていくので、自分だけ見捨てられたような
置いてけぼりのような気持ちになったのかもしれません
またマルちゃんの異変に気づいて
心配の気持ちもあったのかもしれません。
それほどまでにジャッキーが心を痛めていたとは。。
全然気づきませんでした
しかし、私も精一杯。壊れた扉を見ながら、こちらも呆然として
しばらく動けなくなりました。
どうしたらいいんだろう
人間のマッサージをしている友人に
助けを求めてきてもらいました
マルちゃんを見てもらうと
足の付け根のあたりの不具合があるとの事
そこをマッサージとヒーリングしたらいいと
言ってもらいひとまず安心
持病の心臓病が悪化したのではなくて良かった。
とにかく言われた場所を毎日やろう
そしてジャッキーにもマルちゃんの前にマッサージしてあげよう！
それから毎日２人の犬に３０分ずつのマッサージをしました
すると２週間ぐらいするとマルちゃんが歩けるようになりました
２人一緒に散歩にも行けるようになり
奇跡の復活を遂げました
扉も新しいものに変え
まるであの事件がなかったかのようになりました
しかし、あの事件を通して、家族の距離感が変わりました
あの事件の前はマルちゃんとジャッキーを
撫でてはいましたが表面上だけ。
今回は友人のアドバイスで結構、
中に手を入れて、膠着している所をほぐしていくようなこともしました
死にそうな状態になったことで、
マルちゃんとジャッキーが私にとっていつの間にか
大切な存在になっていたのかも確認できました
マルちゃんの病気のお陰で、４人家族のお母さんにして頂きました