U-NEXTはメールアドレスの数だけ、1か月お試しキャンペーンを利用させてもらえる。

ほかの配信サービスでは見かけないような、米HBO制作の経済ドキュメンタリーなどがあがっていておもしろい

「21世紀の資本」を観た。トマ・ピケティの著書をベースにしたドキュメンタリーで、著者も出演している。

【要旨】
この300年の統計データを分析すると、資本の収益率 r は、実体経済の成長率 g より大きい。

したがって、持てるものと持たざるものとの格差は、放っておけば拡がっていく。

格差の是正には、資産への課税と再分配が必要だが、資本家は政治に働きかけて財産を守ろうと動くので、階層は固定化する。

格差が拡大しすぎると社会が不安定になり、革命や戦争に至って社会の再構築の契機となりえるが、資本主義を採用する限り、また同じ道をたどることになる。


【教訓】
労働でできるだけ大きな原資をつくり、投資に回して複利で増やしていく。これが自助努力でできることだろうか。

本業で会社員、副業でアルバイトまたは自営業に取り組んでいる人がいるが、両輪で回しているように見えて、どちらもあくまで g。残念ながら効率がわるい。

3分の2の人々は、親の世代より豊かな生活ができないと考えている、との調査結果を女性研究者が紹介していた。

親がしてくれたことを、自分の子供にしてあげられると思えない──こうしたムードが晩婚化、少子化に拍車をかけ、社会の縮小、衰退を招いていると思う。