(出所)金融庁
参照する指数に対して、2倍、3倍の値動きをするレバレッジ型の金融商品。長期投資に向かないのは間違いないと思う。
忘れもしない2013年前半、当時のバーナンキFRB議長が利上げを発表した、いわゆる「バーナンキ・ショック」。
レバレッジ投信に200万円を超える損失が一日のうちに発生し、職場で一人、ひと知れずうなだれていた。
──これから何ヶ月、タダ働きしなきゃいけないんだよ。まさに、ショック…。
そんな経験をしても、ポートフォリオの一部にレバレッジ型商品を組み込むことには利点もあると思っている。
相場が下落基調に転じるとき、いち早く評価損を出して赤字が灯ることで、転換点が来たかもしれないことを示唆してくれるのだ。
それをきっかけに、積立額を減らしたり、さらには保有商品の一部売却に動いたり、といった判断も可能になる。
どんなときもどっしり構えて、キープ・バイイング──が長期投資家の正解だとはわかっているのだけれど。