年末に受けた人間ドックの腹部エコーで直径3センチほどのがんが見つかった。


これまでもほぼ毎年、人間ドックは受けていたが、がんを指摘されたのは初めてだった。今回から、それまで受けていた組合系の大病院から、比較的小規模のクリニックに変更したばかり。

 

わたしの罹患した種類のがんは毎年、数ミリ程度の成長スピードだという。だとすると、1年前でも3センチ近い大きさはあったはずだ。


そんなことはないとは思うが、多くの検診者をさばく必要のある大病院は、エコー画像のような注意力を要する診断にあたって、一人あたりに十分な時間をかけられていない可能性はある。


今回は年明け早々、1月4日の朝にクリニックの看護師さんから電話をいただき、すぐに再検査を受けるよう強く促された。こうした対応もクリニックならではかもしれない。

人間ドックを同じ医療機関で受けていると、結果報告書上で時系列に沿って過去の健診結果を比較できるなどの利点もある。

 

一方で、ときどきほかの病院で診てもらう、特に規模の小さめのところに変えてみることで救われることもあると、自身の経験を振り返って思う。