最近目にする、ミスタードーナッツの「ブルックリン・メリーゴーランド」のCM。私はまだ食べたことはありませんが、私が気になるのが、「メリーゴーランド」の方。正しくは、「merry-go-round」で「メリーゴーラウンド」だそう。
実は、「メリーゴーラウンド」が「merry-go-round」だということは以前から知っていましたが、「Merryちゃんが回るよ」位の意味だと思っていつつ、だったら「merry-goes-round」じゃなけりゃおかしいな?とも、どうでもいいような疑問を持っていました。
で、今回改めてネットでチェックしてみて、意外な由来に驚き。まずは、Merryは「メリークリスマス」のメリーと同じで「楽しい」の意味。「楽しく回ろうよ」が「merry-go-round」なんだと知りましたよ。結局、そのまんまなんだ。
次に・・・
遊園地業界では木馬が上下に運動しないものを「メリーゴーランド」、木馬が上下に運動するものを「カルーセル」と呼び分けている。
ウィキペディアには・・・
英語 では一般的にメリゴゥラウンド(merry-go-round)と言うが、アメリカ合衆国 ではキャラセル(carousel)、 イギリス ではラウンダバウト(roundabout)、フランス語 ではカルーゼル(carrousel )
つまり、「カルーセル」は、フランス由来で、1860年
頃、フランス
で蒸気機関
を動力として作られ、1870年
頃にはヨーロッパ
やアメリカ
などに広まったもののよう。
そして・・・
まず「カルーセル」という言葉は、スペイン語のcarosellaやイタリア語のgaroselloという言葉が語源で、それらの言葉は、ラテン語のCarosellaから来ています。意味はなんと「戦争」です。
12世紀頃にトルコやアラビアで馬乗りの練習用に使われていた装置がその「カルーセル」で、馬上でも剣を使えるようになるためのものでした。つまり、戦争練習用の器具だったのです。
これをヨーロッパ十字軍が見つけました。中世ヨーロッパでは「馬上槍試合」が行われておりその練習用に使えると、帰国後カルーセルを改良して新たな練習装置が作られました。
「戦争」と「平和」。人類が悠久の昔から希求しながら、未だ達成し得ない「戦争のない地球」。一方で、「戦争」は多くの技術革新を生み、モビール、モバイルとして必要不可欠な技術を提供し世界を席巻しています。そしてその平和利用の両者も使いようによっては、諸刃の剣。まさに「回る、回るよ、世界は回る」の回転木馬なんですね。
余談・・・
主にアメリカ野球では、merry-go-roundは日本野球で言う「押し出し 」に相当する用語だそう。
さらに・・・
「カルーセル麻紀」さんの「カルーセル」は、「彼女」が勤めていた大阪のゲイバーの店の名から取ったものだそう。「回転」ではく「転換」?なんか意味深です。
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