先日、「NHKスペシャル 消えた子どもたち」を観ました。「親から虐待を受けて家に閉じ込められたり、経済的理由で自分の意思に反して義務教育さえ受けられなかった、社会とのつながりを失っていた子どもがこの10年で少なくとも1,000人余りに上る」と番組でアンケート調査を伝えていました。
その中で18年もの間、小、中学校にも行かされず、自宅に閉じ込められていた女性が取り上げられていました。彼女は、9年前にその自宅から着の身着のままで脱出し幸いにも保護され、今は一人暮らしをしていました。
しかし、この「失われた18年」は、社会生活を踏み出そうとする彼女の前に大きな壁として立ちふさがります。職を得ようと、中卒資格は取ったものの、面接の前に履歴書が足かせとなります。アルバイトに職を得ても、周りの人々とのコミュニケーションが取れません。それでも、彼女は挑み続けます。
親の責任は言うまでもありませんが、学校関係者、社会福祉事務所、近隣の住民は今後どのようにしたら彼女たちを救うことができるのか、考えさせられました。少なくとも、番組で取り上げられた元子供たちは、誰かに「自分を見つけてほしかった」と語りました。
自民党の「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる」というトリクルダウン理論政策より、もしかして「厚く、豊かな中間層』を復活させる」政策の方が今の日本には重要なのではないかとも思えますが、肝心の方法論が見えません。残念です。
今日は、クリスマス・イブ。大方の人々は家族や恋人と過ごす暖かい夜を迎えることでしょう。あるいは、仕事に追われて「普通」の日常を過ごす方々も少なくないでしょう。
一方で、社会から閉ざされた世界で「普通でない」日常を送る子供たちがいることに想いを馳せると言葉になりません。
そんな子供たちや明日が見えない人々に少しでも届けばいいなと思い、ネットで話題になっている話しをチェックしてみました。「普通」であることを享受する多くの人々にも新たな視点が開くのではないかと思います。メリー・クリスマス。
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