今週末行われる第47回衆議院議員選挙。わが熊本県では全5選挙区に民主党の立候補者が一人も立たない。「今こそ流れを変えるとき」と謳う海江田党首に、熊本県内の民主党支持者は比例区でしか応えようがない状況。前回の大敗を受けて民主党は何をしていたのか?はなはだ疑問です。


九州だけをみても、沖縄を含めた全37議席に対して民主党の立候補者は15名。全体の40%余り。熊本県と同様の5選挙区の鹿児島県の立候補者は1名、沖縄県でも0名。これでは、野党第一党の名が廃ります。



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一方、共産党は熊本県全5区全てに立候補者を立てています。玉砕覚悟ではありましょうが、野党として健全な立ち振る舞いであります。熊本では、かつて民主党県連会長に松野頼久さんがいましたが、維新の会へ鞍替えしてしまったことが、組織力を弱めてしまったのでしょう。


改選数475議席。自公で2/3超えの320議席の趨勢と報じられます。時機を捉えた解散。さらに自民党は、民主党「6人衆」を敗退に持ち込む集中攻撃。まさに強者の戦略ぶり。これでは私でさえ民主党に判官びいきの思いが湧きます。


今回の解散について、「国民生活放り出し解散」(民主党 海江田 代表)、「政策そっちのけ解散」(維新の党 江田 共同代表)と名づけた代表たちのセンスのなさには閉口しますが、選挙戦終盤、ランチェスターに想いをはせながら、彼らの健闘を祈るばかりです。








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