今回の衆議院の解散について大義がないと喧伝する野党、メディア。一応、安倍首相は、消費増税延期、アベノミクスの是非を問う「大義」と表明し、反論者は消費増税延期は各党異議なしなのだから、敢えて700億円を投じて解散する必要はないと指摘します。


今日のTBS「報道特集」では、沖縄県知事選挙結果、東北大震災被災地仮設住宅住民、特定秘密保護法に反対する学生有志の会(SASPL)」、地方中小企業を取材していました。おおむね安倍政権に対する批判でした。


日下部

同番組の日下部正樹キャスターが最後に、野党のアベノミクスに対する対案が示されていないことが国民の選択肢をなくしていることも今回の選挙の争点が捉えられにくい一因だとコメントしていましたが、まさしくその通りです。


もう一人の金平茂紀 キャスターがエンディングで「常在戦場」について触れていました。政治家の間で使われている言葉で、本来は「いつも戦場にいる気持ちで事に当たれ、という(武士の)心得の言葉」。私には政策議論ができずに女性閣僚のダブル辞任を受けての閣僚の政治資金問題を煽った野党の脇の甘さが、今回の解散で露呈していると思えます。


今回の選挙で700億円の血税が使われることは決まりました。とりもなおさず、現安倍政権に関して賛否を問う選挙です。野党やメディアが喧伝するように「大義な解散」を云々しても仕方ありません。それは自分で決めればいいことです。選挙権を行使して一票を投じればいいことです。


それにしても、野党党首は、デフレ脱却、就業者の所得増に関するアベノミクスへの具体的な対案を示してほしいものです。特に、民主党。前回の失敗をどう反省し、どう対応しようとしたいのか、です。今、NHKの特番を見ています。岡田さんも、松野さんのコメントも情けない。その他野党の代表者の発言は、もっと情けない。








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