JAFの機関誌「JAF Mate」に掲載中のコラム「大杉正明のグッとくる英語」。NHKの英語教育番組などで、英会話講師として活躍された清泉女子大学英語英文学科の大杉正明教授が毎月英語の名言を引用されています。いつもチェックしていますが、その6月号と7月号にナルホドと思いました。
元気になる一番の方法は、他人を元気づけることだ。
The best way to yourself up is to cheer somebody else up. (Mark Twain)
この箴言は、「トム・ソーヤの冒険」の作者マーク・トウェイン(1835年 -1910年 )。信頼のホルモン」「絆ホルモン」「癒しホルモン」と言われ、良好な対人関係が築かれているときに分泌され、闘争欲や遁走欲、恐怖心を減少させるという脳内「オキシトシン」。今で言うと、Wカップの日本代表を応援することでしょうか?
友人のためにできる最良のこと、それはただ友人であり続けることだ。
The most I can do for my friend is simply to be his friend. (Henry David Thoreau)
この箴言は、アメリカにおける環境保護運動の先駆者として、また、「市民的不服従 」としてマハトマ・ガンディー のインド 独立運動やキング牧師 の市民権運動などに思想的影響を与え、現代アメリカにおいて一部の保守主義者の間ではティーパーティー運動 の思想的な先駆者であるとの評価も確立しているヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817年 - 1862年 )は、アメリカ合衆国 の作家 ・思想家 ・詩人 ・博物学者 。
過去の一時期、押し寄せる欧米からの覇権主義、ソ連の共産主義から中国や朝鮮半島、東南アジアに「勇み足的なお節介」に踏み出した帝国日本。今思えば、ただ寄り添っているだけでよかったのかな、と思えます。
情けは人のためならず。「情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い」という諺。この二つの箴言に共通する諺のように思います。
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