昨日、川上哲治さんが亡くなったことが報じられました。｢打撃の神様｣「赤バット」「ボールが止まって見えた」「プロ野球史上初の2000本安打達成」といった現役時代の称号やエピソードに加え、何をおいても｢巨人軍V9監督｣です。私が物心ついたときには川上さんはその巨人軍の監督でした。
幼い頃から川上さんが熊本出身であることを誇りに思っていました。熊本県は未だに甲子園で優勝したことはありませんが、川上さんは現熊本工業高校の出身で夏の全国中等学校野球選手権大会 へ2度（1934年 ・1937年 ）出場し、いずれも準優勝。以来、60年ぶりに進出した1996年夏の決勝 もまた準優勝。甲子園は熊本にとっては厚き門です。
ちなみにウィキペディアによれば・・・
敗退したチームの選手が涙を流しながら、甲子園の砂 を持ち帰る姿が一つの風物詩のようになった昨今だが、実はこの砂を持ち帰る行為こそ、1937年 の中京商業学校 との夏の選手権大会 決勝戦で敗れた熊本県立工業学校の当時のエース川上哲治 が思い出にと、熊工のグラウンドに撒くために、甲子園の土を記念にポケットに入れた行為が起源と言われている。（別人説あり）
川上さんの出身地人吉市には川上哲治記念球場があります。また天草市には長嶋茂雄記念球場もあります。そんなわけで、熊本は巨人ファンが主流。現在は野球に全く興味がなくなってしまいましたが、私が巨人ファンであることに変わりはありません。
熊本工業高校は川上さん以降数多くのプロ野球選手を輩出しています。巨人選手としては、現在巨人軍のスカウト となった井上真二さん、野球評論家 ・野球解説者 の緒方耕一 さんがいます。また千葉ロッテマリーンズ 現監督の伊東勤 さん、先頃引退を発表した広島東洋カープ 前田智徳選手も川上さんの後輩ですね。
現在行なわれている日本シリーズ。川上さんの逝去が報じられ昨日の一戦で、劣勢だったジャイアンツが逆転を果たしたこと、なにか因縁めいて感慨深い思いがしました。ただ、今年は楽天に勝ってほしいとは思いますが・・・
川上さんのご冥福を祈ります。
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