(パン・ギムン)ソウルの外交部で行われた記者会見の席上で、日韓の歴史問題に関連して「正しい歴史認識のため、日本の指導者は省察が必要」と発言した件。どうしちゃんだろうと、まずは思いました。
「事務総長および職員は、この機構(国連)に対してのみ責任を負う国際的職員としての地位を損ずるいかなる行動も慎まなければならない」と規定している国連憲章第100条1項に抵触しているということの以前に、この発言の真意がわかりません。
それで、もう任期が終盤で退任後の足場固めなのかとチェックすると、潘氏さんは2111年に再選され、2016年12月31日までが任期なんですね。後3年もある。じゃぁ、何故?そもそも、1期目でその手腕が問題視されていたようで、次のような記事が。
2009年6月23日発売の米誌フォーリン・ポリシーは2007年1月に就任した国連の潘基文事務総長について、歴代事務総長の中でも特に指導力や存在感を欠き、「国連を無意味な組織にした」と酷評する論説を掲載した。英誌エコノミストも最近、潘氏の管理・調整能力不足を指摘する記事を報じており、任期切れの11年をにらみ「再任阻止に向けた“潘降ろし”が始まった」(国連外交筋)
しかし、蓋を開けると、満場一致の再選だったとか。最後まで潘氏への投票を渋ったのが日本だったそうで、少し恨まれたかな?
個人的には、潘氏は日本政府を批判よりは、エジプトやシリアを初め紛争諸国に国連が介入しなくてはならいのが「今でしょ!」だと思いますが、
李明博 (イ・ミョンバク)前大統領の終盤から朴槿恵 (パク・クネ)現大統領になって、反日の動きが活発していますが、李明博 さんの場合は退任後の諸問題から少しでも目を逸らさせたいということでわかりやすかったのですが、就任したばかりの朴槿恵 さんの強行とも思える対日姿勢を見ると、今の韓国の政治経済状況がかなり危ないのではないかと危惧されますね。ほんと、心配です。
いずれにしても、少なくとも日米間の日中、日韓に関する歴史認識は、ヴァンダービルト大学 日米研究協力センターの
これは日本人が決して口にしないことだが、日本が清国と戦って1895年に同国を打ち負かし、ロシアと戦争して1905年に同国を破ったのは同じ理由からだったということは、韓国人にとって一考に値するだろう、と私は思うのだ。日本は反韓国ではなかったが、韓国が清国に支配されることを、あるいはロシアに支配されることを恐れたのである。
もし清国が最初の戦争に勝っていたら、韓国は現在、中国の植民地になっているかもしれないし、もしロシアが次の戦争に勝っていたら、韓国はロシアの植民地になっているかもしれない。日本の勝利はとどのつまり、韓国を自由市場経済の民主主義国という今日の地位へ導いたのである。
<【正論】日韓の間の「真実の話」をしよう ジェームス・E・アワー>
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130726/frn1307261131000-n1.htm
(パン・ギムン)
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