昨日の午前、二つのニュースに驚嘆しました。兵庫県尼崎市の連続変死事件の角田美代子容疑者の自殺、北朝鮮が「人工衛星」と称して事実上の長距離弾道ミサイルとみられる機体の発射、です。前者には兵庫県警の失態、後者には北朝鮮のしたたかさを感じました。


この二つのニュースの共通点は、いずれも対象者がその行為を示唆していたのに、その経緯の中で注視していたにもかかわらず、実行時期について当該関係者が意表を突かれたことですね。前者は警察庁、後者は防衛省という国家機関のリスクマネジメントの甘さを突かれた感じ。


尼崎市の連続変死事件は、事件そのものが犯罪史上稀有な凄惨なもので背筋が凍る思い。その行為はまさに鬼畜。そしてその最期は、自らの首を絞めての自死。容疑者を管理下の中で失うということで兵庫県警には忸怩たる思いがあろうかと推察されますが、結果責任は免れません。


一方、北朝鮮のミサイル発射。これには韓国、米国側もその動向を見誤ったことで、日本側も「同罪」のような報道がなされていますが、もし、自国の防衛を協調の名の下に自国独自での情報収集を怠っていたのなら、これは大問題。



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折りしも、北朝鮮ウオッチャーや軍事評論家が意表を突かれたとコメントした中で、北朝鮮が12日に発射を行なうことを予想していたのが、気象予報士の (あきら)さんだったことは示唆的です。北朝鮮が今月1022日の発射を予告したことに対し、森さんは天候の面から12日が発射に最も適した日であると指摘していました。


今週末は衆院選の投票。脱原発、TPP、消費税という争点も大事ですが、中国の核の脅威から日本を守る、経済沈没を招く消費増税を中止する、安全性を向上させ原発を推進する、という主要な他党に異彩を放つ公約を掲げる幸福実現党(幸福の科学)にシンパシーを感じるほど、現在の国家運営は危機に瀕していると感じさせる昨日のニュースでした。








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