大家友和投手

先日、テレビの「サンデープロジェクト」でメジャー・リーガー・大家友和選手のドキュメントを見ました。今年、マリナーズから解雇通告を受けたものの、大リーグ通算50勝を達成し、日本人選手では通算123勝の野茂英雄 に次いで2人目の成績を納めました。貧しかった環境からお兄さんの援助でプロ野球選手を目指すため京都成章高等学校 に進学し、目標を達成していく彼の姿に頭が下がる思いです。


彼は野茂選手と同じように2004年、特定非営利法人(NPO法人 )「Field of Dreams 」を発足し、底辺の野球人の底上げのために支援活動を行っています。また、毎年地元の小学生をアメリカに招いての交流会も行っています。彼がこうした後輩たちへ手を差し伸べるという人生観は、お兄さんとの厚い絆に裏打ちされているのですね。


今年マイナーからの契約解除後も地元小学生のアメリカへの招待を実行する彼の姿勢に学ぶことは多いです。また、弟が望む私学への進学のために、漁師という自らの仕事を辞めより高給なトラック・ドラーバーとなったお兄さんも立派です。大家選手は次のように語りました。


「経済的には貧しくとも、心が貧しくなったことはなかった」


彼の来年はまだ約束されていません。しかしチャレンジは続けるといいます。彼の来シーズンの活躍に注目したいと思います。